一般社団法人 新・森林資源一改質リグニン普及産業協会


SDGsの取り組み (木質新素材による新産業創出)

改質リグニン(グリコールリグニン)

グリコールリグニン(改質リグニン)は国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所(森林総研)の山田竜彦博士が開発した日本の森林資源から作るバイオ由来の新素材で、様々な工業材料への展開が可能な日本発の新素材として期待されています。森林総研では、日本の中山間地域の活性化のため日本固有の素材開発を進め、固有種であるスギのリグニンの安定性に注目し、また、安全性の高いポリエチレングリコール(PEG)を用いることで、高い機能をもつ素材開発に成功しています。リグノマテリアはこの技術を社会実装するための検討を進め、林野庁からの補助を得て、年間約100トン製造可能な「実証プラント」を建設しています。

現在は森林総研だけではなく、以下に示すようなコンソーシアムの形態で(株)リグノマテリアを中心としてグリコールリグニンの有効活用の応用研究と大量生産技術の確立を推進中です