【米ドルの必要性】
現在、世界経済が減速傾向にあるなかでアメリカをはじめ各国で自国優先主義などが台頭してきております。世界の投資家の多くは、今後に起こるアクシデントやサプライズを想定して自国のみで資産を保有するという偏りを避けて「国際分散投資」をしています。巨額の財政赤字や少子高齢化問題、物価上昇(インフレ)などを抱える日本においても例外ではなく、円建て資産のみで保有するのではなく外貨建て資産を保有することも必要不可欠です。特に世界の基軸通貨である米ドル資産を保有することは「国際分散投資」をする上で最重要と思われます。
【日本で使える米ドル口座】
カンボジアは自国通貨リエル(KHR)と米ドルが共存しています。流通通貨の大半は米ドルです。普通預金や定期預金が世界の「基軸通貨」である米ドル建てで行うことができます。流通量の90%以上が米ドル、10%以下がリエルとなっているため、預金口座の米ドル率も90%以上となっています。
アクレダ銀行の米ドル口座は、VISA・Master・JCBのデビットカードが発行されるため日本や海外でのショッピング決済ができ、日本国内ではゆうちょ銀行ATM・セブン銀行ATMで日本円の引き出しが可能です。高金利で米ドル定期預金を組むこともできます。アクレダ銀行の金利は、日本の銀行の米ドル預金や本場であるアメリカの銀行預金よりも高い金利で預金することができるのが魅力のひとつです。受け取った利息もそのまま米ドルでストックしたり、ネットバンキングもついているので、アクレダ銀行の口座を持つことで日本に居ながらドル資産を形成することができます。今後、円安による物価上昇で日本円資産が目減りした時に、ドル資産を上手に使うことが必要になります。
現在日本銀行では、「物価安定の目標」を消費者物価の全年比上昇率を2%と定めこれを実現すると約束をしております。物価の上昇率から将来の円の価値を算出すると現在の100万円が毎年、約2~3万円程度の資産が目減りすることになります。現在日本の1年間の生活費は平均約368万円となっており、翌年の収入が増えない場合、前年度と同じ生活をする場合には約8万円が足りなくなる計算になります。その結果、368万円+8万円=376万円の生活費が必要となります。
世界の人口は1日に22万人、1年で8,000万人増えてます。 すでに78億人を突破し、2050年には98億人になると想定されてます。それによって懸念されてることの一つが食料品やエネルギー価格の高騰です。現在日本でも様々な商品が値上がりをしております。資源の大半を輸入に頼っている日本は、円安による物価上昇も追い打ちになります。今後、物価上昇だけでなく消費税などが増税になった場合には、生活費はさらに逼迫すると思われます。物価上昇で目減りした資産を補うために、これからの時代には対策が必要になります。
2022年3月から一気に円安が進行して20年ぶりに130円を超えてきましました。この円安は日米の金利差拡大により、これからも続く可能性があります。為替の動向は海外旅行に行く時ぐらいしか関係ないと思われてる方も多いですが、普段の日常生活にも大いに関係があります。円安が進行するということは、円資産が目減りしてることにつながります。知らず知らずのうちに、今まで安価で買えてたものが、同じ価格で買えないことが増えてきます。輸入大国の日本では、今後世界人口の増加に伴い、消費拡大、需給ひっ迫により原料価格が高騰して、様々な商品に影響が出てくると思われます。その対処のひとつとして米ドルを所有するが有効なリスクヘッジとなります。